実装治具内製化によって、製作コストを従来の1/5へと大幅削減に成功されました。

お客様情報

富士通アイ・ネットワークシステムズ株式会社 様(以下FINET)

富士通グループにおけるネットワーク製品(ルーター、スイッチ)の製品他、
国内電力会社に向けた、スマートメーターの通信ユニットを供給されております。

ホームページ:https://www.fujitsu.com/jp/group/finet/

 

 

 

写真:富士通アイ・ネットワークシステムズ株式会社(山梨県南アルプス市)

■導入システム
実装治具加工システム「Meister440⁻AP」

 

 

導入前の課題導入後の成果

1 実装治具作成における製作納期と高い製作コスト。
製作納期:、設計を含め、1週間から1ヵ月
製作費用:年間約940万円
1 様々な実装治具を内製化で納期、コスト共に削減。
製作費用効果例)バックアップ治具製作
製作日数: 2週間→1日 製作費用: 導入前の1/5

Q1  何故、実装治具の内製化を考えたのですか?
FINETでは、部品の実装で使用する治具の一部を除き、全て外部の専業メーカーへ委託しておりました。
課題としていたのは、納期と価格でした。納期は、設計を含め、1週間から1ヵ月ほどかかっており、製作費用は、年間で940万円ほど発生しておりました。
実装治具内製化のテーマは、常に議題に上がっておりましたが、なかなか手が付けられていませんでした。
その時に、ダイナトロンのMeister440-APに出会いました。

Q2  編集内製化で行ったことを教えて下さい。

実装治具にもいろいろと種類がありますが、当初は、印刷工程で使用するバックアップ治具、フローはんだ 実装で使用するDIPパレット、ICやコネクタ用の部品トレーを目的としました。
弊社では、ダイナトロン社のソフトウェア(ガーバーCAMとPC-MountCAM)を使っていたため、Meister440-APとデータ連動が行え、治具設計のKeyとなる部品の逃がしや開口部の作成がスムーズに行うことができました。

Q3 導入効果について教えて下さい。

償却期間を2年と想定していましたが、非常に短期間でシステム償却することができました。短縮できた要因としては、導入後、すぐに立上げが行え、想定通りに治具製作を内製化できたことです。
またこれに加え、当初想定していなかった過去に作成した治具への追加工や、FINET内で“スライドベース”と読んでいる部品の内製にも応用できたことも挙げられます。  製作費用効果例)バックアップ治具製作  製作日数: 2週間→1日 製作費用: 導入前の1/5

Q4 今後について
現在はDIPパレットの作成数を増やす計画でおります。導入当初生産で流れていた製品では、DIPパレットを新規で作成す製品が少なかったため、他の治具に比べて作成枚数が少ない状態です。
DIPパレットの内製を加えて、さらにMeister440-APの活用率を高めていきたいと思います。引き続きダイナトロンには協力してもらい装置を有効に活用していきたいと思います。